2007年 03月 15日 ( 4 )

ロッタのはなし①

ミモザがあたしの所に来る前
ロッタという名前の猫を飼っていた。
2年前の今日、ロッタはお星様になった。

あの日から2年がたった。
やっと2年?
ううん。まだ2年しかたってないんだなっていうのが正直なところ。

ロッタとのことは楽しかったことも
苦しかったことも
そのとき
あたしがどんなことを思ったかってことまで
はっきり思い出すことができる。

ロッタはあたしにとって特別だったし
ロッタもあたしを大好きでいてくれた。(と思う。)
ミモは人間大好きで家族大好きで
とても愛想のいい女の子でそこが魅力でもあるのだけど
ロッタは他の人にはなつかなかった。
あたしじゃないとダメだった。

ミモが可愛いのは言われなくてもわかってる。
そんなのあたりまえじゃん(笑)
毎日、こんな可愛い子はいないってうっとりしているんだもん。(親バカ丸出し~(笑)

あの頃、家族も友達も今と変わらず愛していてくれていたのに
あたしはそれにきづくことが出来なかった。
毎日、寂しくて苦しくて
暗闇の中にいたみたいだった。

大袈裟にいうけど笑われちゃうかもだけど
あたしはロッタに救われたんだ。
ロッタは心の支えだった。

うちにいる時はずっと一緒だった。
寝るときはもちろん
お風呂も
トイレまで同伴だった(苦笑)
あたしがいくところを
ちょこちょこくっついてくるの。
バイトで帰ってくるとまってましたと
すっとんでくる。
何日か家を開けて帰ってくると
ずっと文句を言われた。
「あたしを置いてどこいってたのよ~。」
といわんばかりに。


ロッタとの出会いは偶然だった。
そのとき、猫を飼うことは決めていて、里親募集を中心に探していた。
でも、場所が遠すぎたりしてなかなか見つけられなかった。
たまたまお昼に入った近所のお蕎麦屋さんに
すごく綺麗な猫がいた。よくみるとお腹が大きい。
もしや?と思いお店の人にはなしを聞くとやはり赤ちゃんがいた。
産まれたら、1匹分けていただけませんかと図々しくもお願いしたところ
助かりますと反対に感謝されてしまった。

母猫は小さいからだで5匹の仔猫を産んだ。
4匹はママとそっくりなシャム柄。1匹は黒と白のタキシード柄だった。
メスにしようと決めていたのでタキシード君も捨てがたかったのだけど
男の子だったのでシャムのなかから選ぶことになった。

選んだのは5匹の中で一番小さな女の子だった。
小さいけれどずっしりと重く元気な子だった。
母親似のそのこにあたしはロッタという名前をつけた。
映画のロッタちゃんシリーズの主人公の女の子に顔もしぐさもそっくりだったから。

猫のロッタちゃんはすくすくと育って大きくなった。
ママにそっくりな美人なこだった。

ずっと、一緒にいれらると信じていた。
でも、その願いはかなわなかった。

病気になったのは、もうすぐで3歳になるという時だった。
まだ、2歳の若さだった。
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by mina-mimo | 2007-03-15 16:25 | こころとからだ

ロッタのはなし②

最初に異変に気づいたのは母だった。
「ねえ。ロッタの歩き方、おかしくない?」
後ろ足を引きずっているかんじだった。
なんだか元気もないみたい。

ロッタは元気いっぱいのおてんばな女の子だったから
どこかにぶつけてひねったのかもしれないね。と軽い気持ちで病院へ連れて行った。
(今、ミモが通っている病院とは別の病院です)
診断の結果、やはりどこかにぶつけたんじゃないかといわれた。
元気がないのは動物の本能で安静にしているのであって、
すぐ治ると言われた。

でも、1週間たっても、よくなる気配はなかった。
再度、病院へ連れて行った。

診察をする獣医さんの表情がみるみる厳しいものになっていった。
「これはまずいぞ。」
そうつぶやいたのがはっきり聞こえた。

リンパ腫だった。

え?何?なんで?
意味わかんないよ。すぐ治るっていったじゃん。
ショックだった。
なんでロッタなの。ロッタが何か悪いことした?
他の猫がなればいいじゃん。(ひどいんだけどそのときはこういう風にしか考えられなかったの)
あたしのロッタをとらないで。
帰りの車の中でキャリーバックをかかえたまま
あたしはあふれる涙をとめることができなかった。


治療をどうするか考えなくてはならなくなった。
化学治療という選択肢もあったのだけど
ロッタの負担を考えてどうしてもそれは選べなかった。
人間だって辛いその治療を小さい猫が受けるダメージは
かなりのものだと想像できた。
先生に任せることにした。
それしかないと思っていた。

1週間の入院から抗癌治療がはじまった。
1週間後、久しぶりに会ったロッタはガリガリに痩せていた。
もともと小さいこだったのだけどさらに小さくなっていた。

毎日、薬を飲ませなくてはならなくなった。
ロッタはそれを嫌がった。
弱った身体で必死になって抵抗するロッタを
2人で押さえて飲ませた。無理やりだった。
薬を飲ませなきゃ治らないと思っていたから。
飲ませれば、治ると信じていたから。

薬の副作用はすぐにあらわれた。
ロッタはシャム系の雑種で空色の瞳がチャームポイントだった。
ビー玉みたいな瞳があたしも大好きだった。
小学生の頃、男子がまぶたをひっくりかえして遊んでなかった?(あたしの友達だけかな)
そんな感じになってしまった。
もう、ロッタの中の青空をみることはできなくなってしまった。
すぐに獣医さんに電話をした。
明らかに薬のせいなのにわからないというだけだった。
先生は猫のリンパ腫を看るのははじめてだった。
何もわかっていなかったのかもしれない。
もう、続けても苦しませるだけだと思った。
気づいた時はもう遅すぎた。
そして、薬を飲ませるのをやめた。

治療を決めてから、ロッタの前では泣かないと決めた。
あたしが泣けば不安になると思ったから。
でも毎日、ロッタのいないところで泣いていた。
日に日に弱っていくロッタをみるのが辛かった。
ロッタを失うのが怖かった。
大丈夫だからね。いつもこういって励ました。
でも、それはあたしが自分をそういって励ましていたのかもしれない。

ある日、思わずがまんできなくなって、ロッタの前で泣いてしまったことがあった。
ロッタはふらふらになりながらあたしのそばに歩いてきて
ゴロゴロいいながら顔を舐めてくれた。もう、起き上がるのだってやっとのはずなのに。
そういう猫だった。優しいこだった。

いつもあたしの部屋で一緒に眠っていたのだけど
病気になって以来、ロッタはそれを拒んだ。
毎日、リビングのソファーので眠っていた。
リビングで一緒に眠ることは出来なかった。
体をこわして、仕事を休めなかった。
どうして、そのとき一緒にいてあげなかったんだろうって後から何度も思った。
心配で心配で夜中に何度も起きては様子をみに行った。
ロッタが病気になってから、あたしはちゃんと眠ることができなくなっていた。

その日はなぜか一緒に寝ようと思った。
寒さの残る3月で、まだだしっぱなしのおこたにもぐって
2人で眠った。幸せだった。
呼吸は乱れていて荒かったけど一生懸命生きていた。
久しぶりに感じるロッタのぬくもりが嬉しかった。
左手でロッタのからだをさすりながら
大丈夫だからね。といいながら眠った。
隣にロッタがいてくれたことで
あたしも久しぶりによく眠ることができた。

朝になって
ロッタは動かなくなっていた。
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by mina-mimo | 2007-03-15 10:07 | こころとからだ

ロッタのはなし③

ロッタがいなくなってしまってから、あたしは体調を崩した。
はじめは心が
それがからだにもでるようになってしまった。
ペットロスってやつだった。
顔のツラはぶ厚いのに心はよわよわの虚弱体質なんだね。

毎日、泣いていた。
ロッタのことを思い出しては泣いていた。
テレビで猫なんかみたらもう駄目で苦しくなった。
うちの中はどこを見てもロッタの思い出でいっぱいだった。

しばらくして、めまいがとまらなくなった。
立ちくらみとか貧血で血が下がる感覚ってあるでしょ?
それは気持ち悪いけど一回さがればそれで終わる。
それが、このときのめまいは何度も何度も襲ってくるの。
終わったと思ったら、また新しいのがというかんじで。
まるで波のりしているみたいだった。
でも、陸の上での波乗りはちっとも楽しくなかった。
何度もやってくるめまいは
ロッタが忘れないでと必死に訴えてるように感じた。

あたしはバイトにいけなくなってしまった。
3月いっぱいでやめることは前から決まっていたのだけど
最後まで行くことは無理だった。

まさか自分がペットロスになるなんて思いもしなかった。
今までも犬やら鳥やら飼ってきてそのこたちの死にも向き合ってきたけど
こんなことははじめてだった。
ペットがいなくなるくらいで体調を崩すなんて信じられなかったし
ペットはペットでしょ。なんて思ってそれに苦しんでおられる方たちの気持ちを
想像することができなかった。

病気がわかってからもちろん覚悟はしていたし
犬猫はどんなに長生きしても人間より先にいってしまうということも理解していた。
でも、頭で理解していても実際はそんな簡単なものじゃなかった。
あたしの中でロッタの存在がアタリマエすぎて
大きすぎて
その事実をしっかり受け止めることができなかった。

病気は防ぎようがなかったかもしれない。
こうなることはどうしたって避けられなかったのかもしれない。
それでも、あきらめるなんてできなかった。
少しでも一緒にいたいと思ってしまった。

でも、あたしはロッタにしなくてもいい苦しみを強いてしまったのかもしれない。
少しでも長く一緒にいたいからというのは
あたしのエゴだったんじゃないかと思う。
ロッタの気持ちなんてちっとも考えてなかった。

いなくなってからずっと考えていた。
いい病院で治療をさせてあげなかったこと。
それをちゃんと調べなかったこと。
抗癌治療をさせてしまったこと。
無理やり薬を飲ませて苦しめたこと。
ずっと一緒にいてあげられなかったこと。
気がつかないでひとりぼっちで逝かせてしまったこと。

後悔してももう抱きしめてあげることは出来なかった。
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by mina-mimo | 2007-03-15 09:11 | こころとからだ

ロッタのはなし④

元気になるまで結構時間かかっちゃったけど
今はもう大丈夫。

時間をかけてロッタのいない毎日を受けいられるようになった。
ロッタのいない毎日に慣れていった。
少しずつごめんねっていう気持ちがありがとうにかわっていった。
でもね、正直いって後悔してるのは今でも消えないの。
あたしがあの時、ああいう選択をしてよかったとは思えない。

御縁があってミモと出会って今はミモといて幸せだけど
いつもロッタのことはわすれてない。
オーラの泉ファンのお母さんはミモはロッタの生まれ変わりだとa0081167_18214372.jpg
いいはるんだけど、それはどうかと思うよ~。
確かにね、言われて見ると顔立ちが似てるのよね。美人なとこが(笑)
もし、ミモがロッタの生まれ変わりだったら
確実にパワーアップしてると思う。
イタズラなんてロッタのなんてカワイイもんだと思うもん。
ロッタを飼ってるとき、なんておてんば娘なんだとおもったけど
上には上がいたよ。
ミモは怖いものなしで大胆なことをする。
うん。それがまたカワイイんだけどね。
2匹とも同じくらい大好き。
どっちの方がカワイイっていうのはないな。
多分ね、母親が子どもに愛情を感じるのと同じ感覚なのでは?と思う。
神経質な長女のロッタと大雑把な次女ミモザ。
両方、あたしの宝ものです。



だらだらと長くなってしまってごめんなさい。
しかも、重い内容で気分悪くなっちゃったかもしれないですね。
暗いのはいつものことですが^^;
文章もへったっぴでもしかしたら通じないかもですね~。
mimo語ってことでオオメにみて?(笑)
改めて読み直してびっくりです。自分の文章力のなさに。
でも消すのももったいないので(オイ!)
このままのっけちゃいます。
最後まで読んでくださってありがとうございました。

にゃー☆
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by mina-mimo | 2007-03-15 08:18 | こころとからだ